秋篠宮殿下がお誕生日に際した記者会見でおっしゃった、「皇族も生身の人間」「バッシングというよりいじめ」発言は、衝撃でした。
そこまで言わなければならないほど追い詰められておられるのかと思うと、いたたまれない気持ちになりました。
そもそも、秋篠宮殿下はご自身に対するバッシングを批判したのではありません。
「女性皇族」議論の対象となる佳子さま、そして進学などをめぐるバッシングにさらされている悠仁さまを念頭において話されたのです。
ご自身や紀子妃殿下も大変なバッシングにさらされているのに、そのことについては直接触れてはいません。
きっとそのことだって言いたいことは山ほどあるはずなのに、それは言わず、我が子のことだからやむにやまれずおっしゃったのだと思われます。
それを思えば、「いじめ」の張本人ともいえる週刊誌やネットの連中は、今度こそ少しは反省しても然るべきところでしょう。
ところが、全然そんなことにはなりませんでした。
週刊文春も週刊新潮も、むしろより一層、秋篠宮殿下の発言をバッシングする記事を巻頭に組みました。
そして、それを紹介するネット記事にはさらに秋篠宮家をバッシングするコメントが殺到しています。
これを見て、私は思い出したくもないことを思い出しました。
私は小学4年の2学期から中学卒業までかなりハードないじめに遭ってまして、おかげさまで「魔太郎」な性格を育んできました。
でも、その当時そのことを外に相談したことは、1度しかありませんでした。
しかもそれは自分自身に対するいじめに関することではなく、いじめ側のひとりが家にまで電話をかけてきて、その時にたまたま私がおらず、電話を取った姉に、脅迫のようなことを言ったからでした。
自分に対するいじめなら何とか我慢しても、それが姉にまでおよび、姉がおびえてしまったという事態にはさすがに黙っておれず、私は教師に相談しました。
教師は、それなりに対応してくれたとは思います。
ただその後、「先生にいいつけやがって!」ということで、私へのいじめはいっそう激しくなったのでした。
秋篠宮家バッシングは「いじめ」です!
「いじめサバイバー」の私には、そうとしか見えません。
そして、いじめをやる奴はどこまでも卑怯卑劣です。
「いじめを告発する奴の方が悪いんだ!」
などという屁理屈を平気で言い出すのが、いじめをやる奴です。
そんな奴らには、私は心の底から「ウラミハラサデオクベキカ!」と思うのです。